パウパーEDH,不快単解説
2019年4月3日 Magic: The Gathering コメント (1)一応100枚解説してますが,デッキリストは前回の記事見てください.
前回記事:https://ninjinniranaiyo.diarynote.jp/201903311928186365/
~回し方~
死零の能力は墓地対策からジェネラルの除去,下手すると修正加えられるなどしてすぐリアニが止まるため,常に相手の許しを得ながら戦うことになる.そのため,デッキの生物はカードパワーが0.2~1.2くらいの確実に嫌らしくはあるが使いまわされても負けるほどではなく,鬱陶しく不快に感じるがカード1枚使うほどの価値が無いくらいの動きをしないといけない.(これ重要)
序盤はジェネラルを出すためにひたすら沼を並べながらマナカーブに沿って不快生物を出す.沼が少なかったらマリガン.ジェネラル出せたら相手の顔色うかがいながら不快生物を並べる.特にサクリ台は慎重に出さないとサクリ台というだけで顔色を悪くされかねないため注意する.また,着地に成功したとしても甘えてジェネラル以外全てサクると除去1枚のお得感が増すためジェネラルが消されやすくなる.そのため,ヘイト下げる意味も込めてリアニを程々にするリスクマネジメントも時には必要となる.
手札にインスタントの除去が来たときはゴミみたいな不快生物よりも除去の方が強いのであからさまでもいいから除去を構える.ブラフだとしても相手の動きが制限できるなら不快生物出してマナや手札無くなるよりも強い.
卓によっては死零が許されない場合もある.その場合は相手のクリーチャーを利用して黒死病や除去を構えるだけの人生を送ることになるが,下手すると死零を出すよりもこっちの方が強かったりする(死零は2回起動すると死んでしまい,リアニができなくなるため)
以上のように不快生物はあくまでも不快の範疇で出し入れすべきでありヘイトを稼いだ瞬間このデッキは負けるので細心の注意する.
~以下解説~
《死蔵の世話人、死零/Shirei, Shizo’s Caretaker》
最近再録されたことで使えるようになったジェネラル.元レアだけあり,コスト無しでリアニできるこの能力は明らかに破格な性能.無限によみがえるため,ブロッカーは豊富であり防御力は高い.
一見強い能力ではあるのだがパワー1以下でかつ死零がいる限りという条件が厳しいため黒単という制約も加わり,各ターン利用できる生物は思ったよりいいものがいない.また,墓地対策からジェネラルの除去,下手すると修正加えられるなどしてすぐリアニが止まるため,こいつを出したら常に相手の許しを得ながら戦うことになる.
サクリ台
《屍肉喰らい/Carrion Feeder》
大きくなるサクリ台.ブロックできないが,ゴミがたくさん出てくるこのデッキでは誤差.大きく成長させるとヘイトを稼ぐ.あと軽い.
《臓物の予見者/Viscera Seer》
軽いサクリ台.一応毎ターン占術できるが,このデッキで占術してもゴミしか捲れないため能力は無いに等しい.
《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire》
サクリ台の中では軽い方.殴れるときは殴るべき.
《死体の道塞ぎ/Corpse Blockade》
サクると接死が付く.蘇ることやタフネスの高さなど場持ちがよく,かなり不快.でも単体で勝てるわけじゃないからただ不快なだけ.
《流血の鑑定人/Bloodflow Connoisseur》
サクリ台.どんどん大きくなるから雑に殴って圧をかけるといい.
不快生物
・CIP能力
《蛆たかり/Maggot Carrier》
CIPで皆1点ライフロス.軽いためスキも少なく,おやつ感覚で出せる.そこそこ不快.
《第四橋をうろつく者/Fourth Bridge Prowler》
CIPで-1/-1修正.パウパーならばこの修正でも十分除去できるため単体でも強い方.
《ぼろぼろのミイラ/Tattered Mummy》
対戦相手2点ライフロス.蛆たかりと異なり対戦相手だけのため,結構不快.個人的には出し入れするのにリスクマネジメントが必要になるギリギリのラインだと思っている.
《カラストリアの癒し手/Kalastria Healer》
他に同盟者がいないため実質CIPで全体1点ドレイン.そこそこ不快.
《カルシのサディスト/Qarsi Sadist》
乱用で2点ドレイン.基本的には自身をひたすらサクる.単体で回るため能力の割に不快指数は高めである.
《水膨れ虫/Blister Beetle》
CIPで-1/-1修正.第四橋をうろつく者と同じで強い方.
《泥棒ネズミ/Burglar Rat》
CIPで対戦相手ディスカード.対戦相手全体のため早いペースで手札をなくすことができるが,戦場に出るのが終了時なので精々インスタント構えられないくらい.もしも除去を引いたなら喜んで死零に飛んでくることだろう.
《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》
1ルーズ1ドロー.ドローは強いが,死零は強制なため黒死病などと合わせて調子に乗ると死ぬ.
《這い回る偵察機/Skittering Surveyor》
CIPで沼が手札に来る.タフが上がったのだが,このデッキでは命は戦場より安いため誤差.キープしておくと安定する.
《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》
CIPで沼が手札に来る.飛んでいるためブロッカーにもなる.殺しすぎると手札が沼で溢れかえるためよくディスカードする.初手で持っておくと安定する.
《空中走査器/Skyscanner》
CIPでドロー.飛行ブロッカーでもあり,殺したくないからかかなり堅い壁にもなる.毎ターンリアニできれば強いが,単体で使うなら沼が確実にくる巡礼者の目の方が安定する.
《死者のインプ/Cadaver Imp》
CIPで墓地回収.回収は任意であり,死零で蘇り,飛行も持っていると弱い要素が無い.でも回収して強いクリーチャーもそんなにいない.拷問生活と合わせたり,リセット後に復興したりするのに必要.
《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》
統治者になれる.ただでさえ地上が固い死零ならば統治者を奪われにくく,取られてもリアニすればいいためそこまで問題ではない.むしろ統治者奪取のために殴られるのが辛いため出さない方がいいことすらある.
《リリアナの影/Liliana’s Shade》
沼を獲得する.シャドー能力がある点で評価しないと巡礼者の目以下である.一応余った黒マナのつぎ込み先ではある.
《厳かな守護者/Grim Guardian》
星座でドレイン.エンチャントが少ないためCIPにほぼ同じ.タフネスが高いため生存率だけは無駄に高い.そこそこ不快.
《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
神コモン.信心分ドレインの時点で強く,うまくパワーを下げる手段があればゲームを決められる.大体は強すぎてリアニされる前に死零が死ぬ.
・PIG能力
《ただれたゴブリン/Festering Goblin》
死ぬと-1/-1修正.タフ2との相打ち上等で立てておくだけでも十分不快.サクリ台と合わせると毎ターンタフ1を殺す装置ができる.サクリ台がいないときでもこいつを除去することで自軍生物に修正を与えて連鎖させることができるが死零除去のリスクが上がるため基本はしない.他のただれた生物種の中ではこいつとミイラだけが自分生物に修正与えられるため注意する.
《ただれたミイラ/Festering Mummy》
死ぬと-1/-1カウンター置ける.基本的にはただれたゴブリンに同じ.修正が累積すること,魂刺しなどとカウンターシナジーがある点が異なる.
《黒猫/Black Cat》
死んだら一人がランダムディスカード.かなり不快なため,これを出し入れするときはリスクマネジメントが必要となる.
《廃墟ネズミ/Ruin Rat》
死んだら墓地対.基本は接死ブロッカーとして置いておくだけ.サクリ台があってようやく墓地対.
《スゥルタイの使者/Sultai Emissary》
死ぬと2/2が出てくる.出てきた2/2を上手くパワー1以下にできれば戦場に帰ってくるためお得.実際にはゴミみたいな生物しかいないのにそのシナジーが危険すぎるように見えるため大体死零が死ぬ.
《悪運尽きた造反者/Doomed Dissenter》
死ぬとゾンビが出てくる.盤面にゾンビが増えるため普通に強く,目に見えて脅威となる.フレイバー的には死零がいる限りその悪運は尽きることがないという皮肉である.
《深淵の門番/Abyssal Gatekeeper》
死んだら全員布告除去.何も考えずに出すと全体除去で唯一生き残った死零が巻き込まれて死ぬこともある.割と不快なので他に生物がいようがいまいが除去撃たれて直接死零が死ぬことも多い.
《忠信な従者/Dutiful Attendant》
死ぬと墓地回収.強制なので死零の効果を邪魔することもしばしば.パワー1以下の回収が少ないのが悪い.
《魂刺し/Soulstinger》
死ぬと自分の-1/-1カウンターを発射する.継続的にパワーを下げる方法やカウンターを増やす方法があれば凶悪な除去になる.そうじゃなくても2つカウンターを射出できる壁として置いておけばそこそこ不快である.
《危険なマイア/Perilous Myr》
死んだらショック.プロ黒殺せる貴重な火力.死にやすいため,協議してブロックしたりさせたりすることで火力として使えることもある.基本は立てて壁にする不快要因.
・起動能力
《膿絡み/Festercreep》
全体-1/-1修正する生物.起動すると勝手に死んで蘇るため偉いが,毎ターンタフ1を殺す必要もないため基本は2マナ構えているだけで十分だったりする.結構不快.
《煙霧吐き/Fume Spitter》
-1/-1カウンターを置く.サクリ台無くても使いまわせ,自軍殺すのにも役に立つのが偉い.単体で結構不快なため慎ましく使うべき.
《心鞭スリヴァー/Mindlash Sliver》
全員ディスカード.すごく不快なため大体死零が死ぬ.
《ブラッド・ペット/Blood Pet》
マナ加速ができる.死零出た後は単体では何もしないので黒死病などマナの使い道が欲しい.
《墓所のネズミ/Crypt Rats》
黒死病内蔵ネズミ.ただただ強い.死零環境だと2回以上起動できないのがネック.死零関係なくヘイトは上がる.
その他
《療養所の骸骨/Sanitarium Skeleton》
墓地から手札に帰るため,死霊無くても別ベクトルで不快.サクリ台や拷問生活と組み合わさることで後半の余ったマナを使うことができる.
《血の求道者/Blood Seeker》
対戦相手がクリーチャー出すとライフロス.すごく不快.
《聖堂の金切り声上げ/Basilica Screecher》
強請によりゴミにライフドレインが付く.貴重な飛行ブロッカーでもあるためとりあえず出しておくだけでも強い.
《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches》
変則ティム2発.対戦相手と協力すれば2点まで飛ばせる.このデッキに理解がある人だと黒死病しにくくなるように本体や全体-1/1-できないように死零に飛んでくる.かなり不快だが,協議次第では結構居座ることもある.
《第6管区のワイト/Wight of Precinct Six》
墓地なら溜まるためでかくなる.ただのファッティ.
《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
飛行ブロッカー.基本的には戦場に出ない.でも発掘するかと言われると拷問生活でもなければ発掘しない.これが無いと飛行ジェネラルに負けるため仕方なく入れている枠である.戦場に出さえすればかなり不快である.
《ファルケンラスの貴族/Falkenrath Noble》
生物死ぬと1点ドレイン.このデッキは戦場よりも命が軽いため結構ドレインできる.貴重な大量回復手段ではあるがそこそこ重いこと,どうせこいつか死零が除去されることが難点.
《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
ただの暴力.
非生物呪文:24
・除去
《悲劇的な過ち/Tragic Slip》
軽さが魅力で-1/-1でもパウパーなら意外と殺せる.このデッキはよく死ぬため陰鬱は雑に満たせる.
《破滅の刃/Doom Blade》
黒以外なら殺せる.基本的にはエルドラージを殺すことが多い.無限コンボはクリーチャー利用が多いためこれで止めることもできるため無駄にせず取っておきたい1枚.持っているとすごく安心する.
《闇の掌握/Grasp of Darkness》
-4/-4修正.結構な範囲を殺せる1枚.たまに自分の生物に打ち込んで死零によってリアニすることもある.
《夜の犠牲/Victim of Night》
一部部族以外除去.これもエルドラージ用.ほぼすべての脅威を排除できるため持っていると安心する.基本的には使いたくない.
《渇望の時/Moment of Craving》
-2/-2と2点回復.他の2点ドレイン呪文はダメージであるがこれは修正のため自軍に撃つ際に有用.正直もう少しいい2マナ除去があれば変わると思う枠.
《華麗な苦悶/Splendid Agony》
-1/-1カウンターを2個ばらまく.タフ2まで殺す使い方はもちろん,タフ1を2体除去したり,殴りジェネラルのパワー下げて無力化したりと便利な一枚.もちろん自分クリーチャーに置くことも多い.
《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
沼分ダメージと回復.長引くパウパーEDHでは実質確定除去で回復量も馬鹿にならない.その分フィズるとすごく悲しい気持ちになる.
《殺し/Snuff Out》
ピッチもできる除去.マナが余るパウパーEDHでは4マナでキャストすることがほとんどである.これも持っているとかなり安心する.
《生命吸収/Drain Life》
X火力.回復がメインだが,長引いた後に人ひとり殺せるレベルの火力になることも多く,フィニッシャーとなることも多い.
《魂の消耗/Consume Spirit》
生命吸収に同じ.
《霊魂焼却/Soul Burn》
3枚目の生命吸収.red manaとは書いてあるが固有色は黒である.
《忘却の一撃/Oblivion Strike》
欠色追放呪文.これが無いとプロ黒や単色からの呪禁に負ける.ソーサリーなので持っていると切ない気持ちになる.
《堕落/Corrupt》
沼分ドレイン.生命吸収と同じでプレイヤーに最後の一押しとして撃つことが多いため無駄にはできない.
・全体修正・火力
《減縮/Shrivel》
-1/-1修正.エルフ巻き込みながらゴミをまとめてリアニするとすごく気持ちいい.全てに言えるが,全除去後は死零が1/1になるため,殺されないように注意しないと何もなくなる.
《吐き気/Nausea》
減縮よりも絵が好き.
《Stench of Decay》
非アーティファクト生物-1/-1.かなりマイナーな1枚.地味にインスタントであり,効果は弱くないため見たことある人もいるかもしれない.死零では自軍も巻き込まないといけないから仕方ない.
《有毒ガス/Mephitic Vapors》
諜報のついた減縮.上記以外の全体1点は黒以外修正や敵クリーチャー修正,1点火力しかないため仕方なく入ってる感じは否めない.ゴミばっかのこのデッキでは諜報は大体墓地.
《腐臭の地/Rancid Earth》
土地破壊でスレッショルドだと全体1点.正直悩み枠ではあるが,パウパーEDHではスレッショルドが容易であることとバウンスランドが環境にそこそこあるため土地破壊に若干の忌があることから採用.プレイヤーにも飛ぶため注意.
《黒死病/Pestilence》
最強スペル.除去であり,フィニッシャーである.最悪死零が定着できなかった場合の最終手段でもある.このデッキは最終的に黒死病ゲーに行きつくことが多く,相手よりもライフを減らさないことがかなり重要となる.
・ドロー
《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap》
ゴミを屠殺すると2枚引ける.死零で蘇るため雑に撃つことができるが,その場合は2ドローのため(リアニした生物の質しだいではあるが)そこまで強くない動きである.
《高くつく略奪/Costly Plunder》
祭壇の刈り取りの上位互換.なのだが,このデッキはゴミ生物を屠殺する以外には使わないので誤差.夜の囁き系じゃないのは,このデッキはライフが重要なので払いたくないからだったりする.
《無慈悲な決意/Merciless Resolve》
1マナ増えたら沼もコストにできるようになった.後半いらない沼を交換できると考えれば強い.
・その他
《拷問生活/Tortured Existence》
ゴミをゴミに変える置物.基本的には全除去や死零インスタント除去されたときの復興用.強く見えるためヘイトが上がり,墓地対策されたりする.墓地回収できる生物と合わせればアドとなる.
《ヒルの祝福/Blessing of Leeches》
毎ターン1点失う代わりにクリーチャーに無限再生.この1点は結構痛いので何も考えずに貼ると痛い目を見る.基本は死零や墓所のネズミ,アンコウとかに着ける.
土地:31
29:《沼/Swamp》
ゴミばかりのこのデッキでは上から数えた方が早いレベルで強い.基本は5枚並べるだけのため若干数を絞った.
《憑依された沼墓/Haunted Fengraf》
墓地回収できる土地.ランダムだが,全部ゴミなので問題はない.沼でいい気もする.
《流砂/Quicksand》
-2/-1できる土地.困ったら自分に使うこともできるが,基本的には置いておいて起動をちらつかせる煽りプレイ用.沼でいいような気もする.
以上.
書いている途中でPC再起動して記事が消えたときは自棄になったが,何とか書きました.ここまで頑張ったのだし,もっとパウパーEDHのリスト増えろ
前回記事:https://ninjinniranaiyo.diarynote.jp/201903311928186365/
~回し方~
死零の能力は墓地対策からジェネラルの除去,下手すると修正加えられるなどしてすぐリアニが止まるため,常に相手の許しを得ながら戦うことになる.そのため,デッキの生物はカードパワーが0.2~1.2くらいの確実に嫌らしくはあるが使いまわされても負けるほどではなく,鬱陶しく不快に感じるがカード1枚使うほどの価値が無いくらいの動きをしないといけない.(これ重要)
序盤はジェネラルを出すためにひたすら沼を並べながらマナカーブに沿って不快生物を出す.沼が少なかったらマリガン.ジェネラル出せたら相手の顔色うかがいながら不快生物を並べる.特にサクリ台は慎重に出さないとサクリ台というだけで顔色を悪くされかねないため注意する.また,着地に成功したとしても甘えてジェネラル以外全てサクると除去1枚のお得感が増すためジェネラルが消されやすくなる.そのため,ヘイト下げる意味も込めてリアニを程々にするリスクマネジメントも時には必要となる.
手札にインスタントの除去が来たときはゴミみたいな不快生物よりも除去の方が強いのであからさまでもいいから除去を構える.ブラフだとしても相手の動きが制限できるなら不快生物出してマナや手札無くなるよりも強い.
卓によっては死零が許されない場合もある.その場合は相手のクリーチャーを利用して黒死病や除去を構えるだけの人生を送ることになるが,下手すると死零を出すよりもこっちの方が強かったりする(死零は2回起動すると死んでしまい,リアニができなくなるため)
以上のように不快生物はあくまでも不快の範疇で出し入れすべきでありヘイトを稼いだ瞬間このデッキは負けるので細心の注意する.
~以下解説~
《死蔵の世話人、死零/Shirei, Shizo’s Caretaker》
最近再録されたことで使えるようになったジェネラル.元レアだけあり,コスト無しでリアニできるこの能力は明らかに破格な性能.無限によみがえるため,ブロッカーは豊富であり防御力は高い.
一見強い能力ではあるのだがパワー1以下でかつ死零がいる限りという条件が厳しいため黒単という制約も加わり,各ターン利用できる生物は思ったよりいいものがいない.また,墓地対策からジェネラルの除去,下手すると修正加えられるなどしてすぐリアニが止まるため,こいつを出したら常に相手の許しを得ながら戦うことになる.
サクリ台
《屍肉喰らい/Carrion Feeder》
大きくなるサクリ台.ブロックできないが,ゴミがたくさん出てくるこのデッキでは誤差.大きく成長させるとヘイトを稼ぐ.あと軽い.
《臓物の予見者/Viscera Seer》
軽いサクリ台.一応毎ターン占術できるが,このデッキで占術してもゴミしか捲れないため能力は無いに等しい.
《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire》
サクリ台の中では軽い方.殴れるときは殴るべき.
《死体の道塞ぎ/Corpse Blockade》
サクると接死が付く.蘇ることやタフネスの高さなど場持ちがよく,かなり不快.でも単体で勝てるわけじゃないからただ不快なだけ.
《流血の鑑定人/Bloodflow Connoisseur》
サクリ台.どんどん大きくなるから雑に殴って圧をかけるといい.
不快生物
・CIP能力
《蛆たかり/Maggot Carrier》
CIPで皆1点ライフロス.軽いためスキも少なく,おやつ感覚で出せる.そこそこ不快.
《第四橋をうろつく者/Fourth Bridge Prowler》
CIPで-1/-1修正.パウパーならばこの修正でも十分除去できるため単体でも強い方.
《ぼろぼろのミイラ/Tattered Mummy》
対戦相手2点ライフロス.蛆たかりと異なり対戦相手だけのため,結構不快.個人的には出し入れするのにリスクマネジメントが必要になるギリギリのラインだと思っている.
《カラストリアの癒し手/Kalastria Healer》
他に同盟者がいないため実質CIPで全体1点ドレイン.そこそこ不快.
《カルシのサディスト/Qarsi Sadist》
乱用で2点ドレイン.基本的には自身をひたすらサクる.単体で回るため能力の割に不快指数は高めである.
《水膨れ虫/Blister Beetle》
CIPで-1/-1修正.第四橋をうろつく者と同じで強い方.
《泥棒ネズミ/Burglar Rat》
CIPで対戦相手ディスカード.対戦相手全体のため早いペースで手札をなくすことができるが,戦場に出るのが終了時なので精々インスタント構えられないくらい.もしも除去を引いたなら喜んで死零に飛んでくることだろう.
《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》
1ルーズ1ドロー.ドローは強いが,死零は強制なため黒死病などと合わせて調子に乗ると死ぬ.
《這い回る偵察機/Skittering Surveyor》
CIPで沼が手札に来る.タフが上がったのだが,このデッキでは命は戦場より安いため誤差.キープしておくと安定する.
《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》
CIPで沼が手札に来る.飛んでいるためブロッカーにもなる.殺しすぎると手札が沼で溢れかえるためよくディスカードする.初手で持っておくと安定する.
《空中走査器/Skyscanner》
CIPでドロー.飛行ブロッカーでもあり,殺したくないからかかなり堅い壁にもなる.毎ターンリアニできれば強いが,単体で使うなら沼が確実にくる巡礼者の目の方が安定する.
《死者のインプ/Cadaver Imp》
CIPで墓地回収.回収は任意であり,死零で蘇り,飛行も持っていると弱い要素が無い.でも回収して強いクリーチャーもそんなにいない.拷問生活と合わせたり,リセット後に復興したりするのに必要.
《黒薔薇の棘/Thorn of the Black Rose》
統治者になれる.ただでさえ地上が固い死零ならば統治者を奪われにくく,取られてもリアニすればいいためそこまで問題ではない.むしろ統治者奪取のために殴られるのが辛いため出さない方がいいことすらある.
《リリアナの影/Liliana’s Shade》
沼を獲得する.シャドー能力がある点で評価しないと巡礼者の目以下である.一応余った黒マナのつぎ込み先ではある.
《厳かな守護者/Grim Guardian》
星座でドレイン.エンチャントが少ないためCIPにほぼ同じ.タフネスが高いため生存率だけは無駄に高い.そこそこ不快.
《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
神コモン.信心分ドレインの時点で強く,うまくパワーを下げる手段があればゲームを決められる.大体は強すぎてリアニされる前に死零が死ぬ.
・PIG能力
《ただれたゴブリン/Festering Goblin》
死ぬと-1/-1修正.タフ2との相打ち上等で立てておくだけでも十分不快.サクリ台と合わせると毎ターンタフ1を殺す装置ができる.サクリ台がいないときでもこいつを除去することで自軍生物に修正を与えて連鎖させることができるが死零除去のリスクが上がるため基本はしない.他のただれた生物種の中ではこいつとミイラだけが自分生物に修正与えられるため注意する.
《ただれたミイラ/Festering Mummy》
死ぬと-1/-1カウンター置ける.基本的にはただれたゴブリンに同じ.修正が累積すること,魂刺しなどとカウンターシナジーがある点が異なる.
《黒猫/Black Cat》
死んだら一人がランダムディスカード.かなり不快なため,これを出し入れするときはリスクマネジメントが必要となる.
《廃墟ネズミ/Ruin Rat》
死んだら墓地対.基本は接死ブロッカーとして置いておくだけ.サクリ台があってようやく墓地対.
《スゥルタイの使者/Sultai Emissary》
死ぬと2/2が出てくる.出てきた2/2を上手くパワー1以下にできれば戦場に帰ってくるためお得.実際にはゴミみたいな生物しかいないのにそのシナジーが危険すぎるように見えるため大体死零が死ぬ.
《悪運尽きた造反者/Doomed Dissenter》
死ぬとゾンビが出てくる.盤面にゾンビが増えるため普通に強く,目に見えて脅威となる.フレイバー的には死零がいる限りその悪運は尽きることがないという皮肉である.
《深淵の門番/Abyssal Gatekeeper》
死んだら全員布告除去.何も考えずに出すと全体除去で唯一生き残った死零が巻き込まれて死ぬこともある.割と不快なので他に生物がいようがいまいが除去撃たれて直接死零が死ぬことも多い.
《忠信な従者/Dutiful Attendant》
死ぬと墓地回収.強制なので死零の効果を邪魔することもしばしば.パワー1以下の回収が少ないのが悪い.
《魂刺し/Soulstinger》
死ぬと自分の-1/-1カウンターを発射する.継続的にパワーを下げる方法やカウンターを増やす方法があれば凶悪な除去になる.そうじゃなくても2つカウンターを射出できる壁として置いておけばそこそこ不快である.
《危険なマイア/Perilous Myr》
死んだらショック.プロ黒殺せる貴重な火力.死にやすいため,協議してブロックしたりさせたりすることで火力として使えることもある.基本は立てて壁にする不快要因.
・起動能力
《膿絡み/Festercreep》
全体-1/-1修正する生物.起動すると勝手に死んで蘇るため偉いが,毎ターンタフ1を殺す必要もないため基本は2マナ構えているだけで十分だったりする.結構不快.
《煙霧吐き/Fume Spitter》
-1/-1カウンターを置く.サクリ台無くても使いまわせ,自軍殺すのにも役に立つのが偉い.単体で結構不快なため慎ましく使うべき.
《心鞭スリヴァー/Mindlash Sliver》
全員ディスカード.すごく不快なため大体死零が死ぬ.
《ブラッド・ペット/Blood Pet》
マナ加速ができる.死零出た後は単体では何もしないので黒死病などマナの使い道が欲しい.
《墓所のネズミ/Crypt Rats》
黒死病内蔵ネズミ.ただただ強い.死零環境だと2回以上起動できないのがネック.死零関係なくヘイトは上がる.
その他
《療養所の骸骨/Sanitarium Skeleton》
墓地から手札に帰るため,死霊無くても別ベクトルで不快.サクリ台や拷問生活と組み合わさることで後半の余ったマナを使うことができる.
《血の求道者/Blood Seeker》
対戦相手がクリーチャー出すとライフロス.すごく不快.
《聖堂の金切り声上げ/Basilica Screecher》
強請によりゴミにライフドレインが付く.貴重な飛行ブロッカーでもあるためとりあえず出しておくだけでも強い.
《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches》
変則ティム2発.対戦相手と協力すれば2点まで飛ばせる.このデッキに理解がある人だと黒死病しにくくなるように本体や全体-1/1-できないように死零に飛んでくる.かなり不快だが,協議次第では結構居座ることもある.
《第6管区のワイト/Wight of Precinct Six》
墓地なら溜まるためでかくなる.ただのファッティ.
《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
飛行ブロッカー.基本的には戦場に出ない.でも発掘するかと言われると拷問生活でもなければ発掘しない.これが無いと飛行ジェネラルに負けるため仕方なく入れている枠である.戦場に出さえすればかなり不快である.
《ファルケンラスの貴族/Falkenrath Noble》
生物死ぬと1点ドレイン.このデッキは戦場よりも命が軽いため結構ドレインできる.貴重な大量回復手段ではあるがそこそこ重いこと,どうせこいつか死零が除去されることが難点.
《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
ただの暴力.
非生物呪文:24
・除去
《悲劇的な過ち/Tragic Slip》
軽さが魅力で-1/-1でもパウパーなら意外と殺せる.このデッキはよく死ぬため陰鬱は雑に満たせる.
《破滅の刃/Doom Blade》
黒以外なら殺せる.基本的にはエルドラージを殺すことが多い.無限コンボはクリーチャー利用が多いためこれで止めることもできるため無駄にせず取っておきたい1枚.持っているとすごく安心する.
《闇の掌握/Grasp of Darkness》
-4/-4修正.結構な範囲を殺せる1枚.たまに自分の生物に打ち込んで死零によってリアニすることもある.
《夜の犠牲/Victim of Night》
一部部族以外除去.これもエルドラージ用.ほぼすべての脅威を排除できるため持っていると安心する.基本的には使いたくない.
《渇望の時/Moment of Craving》
-2/-2と2点回復.他の2点ドレイン呪文はダメージであるがこれは修正のため自軍に撃つ際に有用.正直もう少しいい2マナ除去があれば変わると思う枠.
《華麗な苦悶/Splendid Agony》
-1/-1カウンターを2個ばらまく.タフ2まで殺す使い方はもちろん,タフ1を2体除去したり,殴りジェネラルのパワー下げて無力化したりと便利な一枚.もちろん自分クリーチャーに置くことも多い.
《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
沼分ダメージと回復.長引くパウパーEDHでは実質確定除去で回復量も馬鹿にならない.その分フィズるとすごく悲しい気持ちになる.
《殺し/Snuff Out》
ピッチもできる除去.マナが余るパウパーEDHでは4マナでキャストすることがほとんどである.これも持っているとかなり安心する.
《生命吸収/Drain Life》
X火力.回復がメインだが,長引いた後に人ひとり殺せるレベルの火力になることも多く,フィニッシャーとなることも多い.
《魂の消耗/Consume Spirit》
生命吸収に同じ.
《霊魂焼却/Soul Burn》
3枚目の生命吸収.red manaとは書いてあるが固有色は黒である.
《忘却の一撃/Oblivion Strike》
欠色追放呪文.これが無いとプロ黒や単色からの呪禁に負ける.ソーサリーなので持っていると切ない気持ちになる.
《堕落/Corrupt》
沼分ドレイン.生命吸収と同じでプレイヤーに最後の一押しとして撃つことが多いため無駄にはできない.
・全体修正・火力
《減縮/Shrivel》
-1/-1修正.エルフ巻き込みながらゴミをまとめてリアニするとすごく気持ちいい.全てに言えるが,全除去後は死零が1/1になるため,殺されないように注意しないと何もなくなる.
《吐き気/Nausea》
減縮よりも絵が好き.
《Stench of Decay》
非アーティファクト生物-1/-1.かなりマイナーな1枚.地味にインスタントであり,効果は弱くないため見たことある人もいるかもしれない.死零では自軍も巻き込まないといけないから仕方ない.
《有毒ガス/Mephitic Vapors》
諜報のついた減縮.上記以外の全体1点は黒以外修正や敵クリーチャー修正,1点火力しかないため仕方なく入ってる感じは否めない.ゴミばっかのこのデッキでは諜報は大体墓地.
《腐臭の地/Rancid Earth》
土地破壊でスレッショルドだと全体1点.正直悩み枠ではあるが,パウパーEDHではスレッショルドが容易であることとバウンスランドが環境にそこそこあるため土地破壊に若干の忌があることから採用.プレイヤーにも飛ぶため注意.
《黒死病/Pestilence》
最強スペル.除去であり,フィニッシャーである.最悪死零が定着できなかった場合の最終手段でもある.このデッキは最終的に黒死病ゲーに行きつくことが多く,相手よりもライフを減らさないことがかなり重要となる.
・ドロー
《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap》
ゴミを屠殺すると2枚引ける.死零で蘇るため雑に撃つことができるが,その場合は2ドローのため(リアニした生物の質しだいではあるが)そこまで強くない動きである.
《高くつく略奪/Costly Plunder》
祭壇の刈り取りの上位互換.なのだが,このデッキはゴミ生物を屠殺する以外には使わないので誤差.夜の囁き系じゃないのは,このデッキはライフが重要なので払いたくないからだったりする.
《無慈悲な決意/Merciless Resolve》
1マナ増えたら沼もコストにできるようになった.後半いらない沼を交換できると考えれば強い.
・その他
《拷問生活/Tortured Existence》
ゴミをゴミに変える置物.基本的には全除去や死零インスタント除去されたときの復興用.強く見えるためヘイトが上がり,墓地対策されたりする.墓地回収できる生物と合わせればアドとなる.
《ヒルの祝福/Blessing of Leeches》
毎ターン1点失う代わりにクリーチャーに無限再生.この1点は結構痛いので何も考えずに貼ると痛い目を見る.基本は死零や墓所のネズミ,アンコウとかに着ける.
土地:31
29:《沼/Swamp》
ゴミばかりのこのデッキでは上から数えた方が早いレベルで強い.基本は5枚並べるだけのため若干数を絞った.
《憑依された沼墓/Haunted Fengraf》
墓地回収できる土地.ランダムだが,全部ゴミなので問題はない.沼でいい気もする.
《流砂/Quicksand》
-2/-1できる土地.困ったら自分に使うこともできるが,基本的には置いておいて起動をちらつかせる煽りプレイ用.沼でいいような気もする.
以上.
書いている途中でPC再起動して記事が消えたときは自棄になったが,何とか書きました.ここまで頑張ったのだし,もっとパウパーEDHのリスト増えろ
コメント
書いている途中で記事が消える気持ちはよく分かる・・・。