鏡割りのキキジキEDH
2020年4月22日 Magic: The Gathering コメント (6)とりあえず現状なかなか満足するものが出来上がったため、備忘録も兼ねてレシピとコンボルートを解説する。わけなんだが...いかんせんたどり着くまでのルートが多すぎて自分でもよくわからないため、解説と言えるほどのことが書けるのかは疑問。また、抜けがあるかもしれないのでその場合は追記していくと思う。
以下デッキレシピ
クリーチャー:46
1:《松明の急使/Torch Courier》
1:《自在自動機械/Universal Automaton》
1:《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》
1:《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》
1:《発生器の召使い/Generator Servant》
1:《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
1:《ずる賢いゴブリン/Wily Goblin》
1:《ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer》
1:《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
1:《熱狂的ファン/Cheering Fanatic》
1:《ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter》
1:《ゴブリンの技師/Goblin Engineer》
1:《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
1:《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
1:《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》
1:《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
1:《二重詠唱の魔道士/Dualcaster Mage》
1:《エインジーの荒廃者/Anje’s Ravager》
1:《戦闘の祝賀者/Combat Celebrant》
1:《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
1:《空中走査器/Skyscanner》
1:《触媒の精霊/Catalyst Elemental》
1:《つややかな雄鹿/Burnished Hart》
1:《這い回る偵察機/Skittering Surveyor》
1:《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
1:《不遜な歓楽者/Irreverent Revelers》
1:《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》
1:《財宝の守り手/Treasure Keeper》
1:《タクタクの潰し屋/Tuktuk Scrapper》
1:《ゴブリンの損壊名手/Goblin Trashmaster》
1:《モグ捕り人/Moggcatcher》
1:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1:《Goblin Settler》
1:《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
1:《稲妻造り士/Lightning Crafter》
1:《地盤の巨人/Tectonic Giant》
1:《アゴナスの雄牛/Ox of Agonas》
1:《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》
1:《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1:《面晶体の這行器/Hedron Crawler》
1:《疫病のマイア/Plague Myr》
1:《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
1:《歩く大地図/Walking Atlas》
1:《マナキン人形/Manakin》
1:《鉄のマイア/Iron Myr》
1:《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
呪文:24
1:《煮えたぎる歌/Seething Song》
1:《ヴァンスの爆破砲+火を吐く稜堡/Vance’s Blasting Cannons+Spitfire Bastion》
1:《死の国からの脱出/Underworld Breach》
1:《血染めの月/Blood Moon》
1:《創案の火/Fires of Invention》
1:《前哨地の包囲/Outpost Siege》
1:《魔力の墓所/Mana Crypt》
1:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1:《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble》
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
1:《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
1:《友なる石/Fellwar Stone》
1:《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
1:《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》
1:《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
1:《星のコンパス/Star Compass》
1:《レイモスの心臓/Heart of Ramos》
1:《ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar》
1:《雲石の工芸品/Cloudstone Curio》
1:《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
1:《タール火/Tarfire》
1:《棘噛みの杖/Thornbite Staff》
1:《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》
土地:30
29:《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
1:《大焼炉/Great Furnace》
以上
このデッキに搭載されているコンボルートは多すぎて作者もよくわかっていないため、最終的なゴールと何をするのかを記載しておく。また、ゴブリン徴募兵を利用したゴブリンパイルについて解説をする。
このデッキにおける最終的なゴールは以下のA-Eの5つである。A,Bがメインルートであり、C-Eはサブプランである。基本的にはメインルートさえ理解していれば問題ないが、生物の再利用ができない都合、状況に応じてこれらを派生させてサブプランへ着地させる必要もある。そのため、サブプランは主にメインのパーツを代用品で補ったパターンになっている。
A. 無限トークンによるコンバット
・無限赤マナ+キキジキを処理する方法(サクリ台と雲石の工芸品)
キキジキキャスト→トークン生成→キキジキを処理して再キャスト
⇒無限トークン
サクリ台は棘噛みの杖と合わせて無限になるため、供犠台やスカークの探鉱者で無限マナかつサクリ台を達成可能である。スカークの探鉱者は1ターン目における都合、ブラッドペットみたいに使いたくなるかもしれないが、このコンボがあるため、あえて使わない選択肢も頭の片隅に入れておくといい。スカークの探鉱者は1/1のゴブリンであるためサーチしやすく、後述のゴブリンパイルでも一役買ってくれるためいつ使うかが重要となる。棘噛みの杖も供犠台も3マナ以下のアーティファクトであるため、ゴブリンの技師からサーチが可能。アーティファクトの数が十分であれば、技師キャストで棘噛みの杖からキキジキキャストで装備、キキジキで技師コピーして供犠台というルートも可能。
雲石の工芸品も盤面次第では、波止場の恐喝者と軽量生物で無限マナを狙える。こちらの場合、キキジキを出さずに条件達成できるため、雲石の工芸品+波止場の恐喝者の5マナで勝ちに行けることがメリット。後述するがゴブリンパイルでこのルートを利用するとキキジキ無しでも勝てるため、キキジキが取られたり、能力を失ったりしたときに使うルートになることもしばしば。
・キキジキ+アンタップ生物(士気溢れる徴集兵、戦闘の祝賀者)
パワーが3の生物をサーチする方法は無いため、言うほど揃わない。むしろ、たまたまに引いて揃ったときは逆に申し訳なくなる。実際には勝てないのに印象的だからかキキジキを公開した瞬間に徴収兵で勝つんですよね?とはよく言われる。察してくれ
士気溢れる徴集兵は金粉のドレイク等で持っていかれたキキジキを取り返すこともできる。キキジキを持っていかれることはしばしばあるので覚えていると諦めない精神が養われる。ただし、相手の徴募兵に取られることも稀にあるのでいつでもキキジキを自爆する手段を用意しておく方が結果的にコントロール奪取に強くなれるという考えもある。
戦闘の祝賀者の場合、無限戦闘が可能になり、コンバットして祝賀者が死ななければトークンが並んでいく。”死ななければ”というのが実は重要であり、例えば相手の場にプロテクション(赤)や破壊不能、先制攻撃持ちのパワー1生物が立たれるだけで勝てるかどうかは状況次第になってしまう。対戦相手全員がこれらの生物をコントロールしている場合には勝てないが、全員がコントロールしていなければ、他の対戦相手を先にコンバットすることで祝賀者を横に並べつつ、タイマンになった後に一体ずつ減りながらも大量の祝賀者で殴れば勝てるかもしれない。ちなみにタフネスが高いだけなら祝賀者自爆特攻によりダメージが蓄積されていつかは倒せるため問題ない。こっちはCIP封じられても勝てるため一長一短ではある。
B. 稲妻造り士による無限ダメージ
・キキジキ+稲妻造り士+稲妻造り士を処理する方法
稲妻造り士キャスト、覇権誘発スタックでコピー→トークン能力起動3点→トークンでキキジキ覇権→トークンを処理でキキジキがアンタップ状態で戻ってくる
⇒無限ダメージ
古き良きコンボ。条件としてはサクリ台が必要なことよりもアンタップ状態のキキジキが必要なことの方が厳しく、ゼロから揃えるのには向いてないコンボである。そのため、下記の派生パターンである棘噛みの杖ルートの方が結果的に揃うことが多い。どちらかというと棘噛みの杖を使い切ってしまった場合のサブプランというイメージ。覇権の出戻りをもみ消されたらキキジキは二度と帰ってこないため、注意が必要。
・キキジキ+稲妻造り士+棘噛みの杖
棘噛みの杖をキキジキに装備→稲妻造り士キャスト、覇権誘発スタックでコピー→トークン能力起動3点→トークンは覇権せずに生け贄→キキジキアンタップ
⇒無限ダメージ
上記A,Bのルートが合わさっても終着点となるため、こちらの方が最終的にはゴールとして目指しやすい。何かしら自壊できる生物がいればキキジキをアンタップできるため条件が緩くなるのもメリット。
ここからサブプランであり、稲妻造り士か棘噛みの杖はあるけれど上記コンボを達成できない場合のサブプランと、雲石の工芸品と屍族の死のマントを使ったルート、そしてゴブリンパイルについての説明をする。
C. 棘噛みの杖派生
キキジキ+棘噛みの杖は自身を生け贄に起動する能力を持つ生物かサクリ台さえあれば無限サクリが可能であり、このデッキであればゴブリンのそり乗りで無限パワー、発生器の召使いや触媒の精霊で無限マナは達成できる。サクリ台を増やせば色々なことができるが、このデッキでは、クリーチャーデッキで自らリソースを削る必要があまりないこと、2枚目以降を引いたら無用であることからサーチの容易な3枚だけに絞っている。
・頭蓋骨締め派生
コンボ枚数が増えるが、キキジキ+棘噛みの杖+頭蓋骨締め+CIPかタップで1マナ以上出せるタフネス1の生物 or 発生器の召使い、触媒の精霊で無限ドロー(2マナ以上出れば無限マナも達成)できる。これに相当する生物はずる賢いゴブリンと2マナのマナクリーチャー4体がこのデッキには入っている。特に2マナのアーティファクトクリーチャーはゴブリンの技師からサーチ可能であり、キキジキでコピーも可能なため、戦場にアーティファクトが一つあれば、鉄のマイアを落としてから入れ替え、キキジキでマイア増やしてトークンコストに入れ替えでリソースを稼ぐことができ、タイミングを見計らって技師を増やすことで棘噛みの杖、頭蓋骨締めかファイレクシアの供犠台とつなげていけばコンボを完走できる。
D. 稲妻造り士派生
棘噛みの杖やサクリ台が無くても出てきたトークンの能力を覇権後に自身対象で起動することで無限死亡、無限キキジキブリンクが可能であるため、死亡誘発やクリーチャーが戦場に出る際の誘発を無限起動できる。このデッキに入っているパーツでそれを利用できるのは、ゴブリンの名手と前哨地の包囲の龍であり、どちらも無限ダメージとなる。
E. 雲石の工芸品派生
無限マナまで到達できればCIPを無限に使いまわせるため、様々な派生ができ、大体は利用済みの女看守や帝国の徴募兵からデッキのキーパーツを持ってくることがしばしば。速攻付与さえ何とかなるならばゴブリンの技師を戻し続けてアーティファクトの入れ替えをしたりといろいろな派生ができるので千年霊薬を一回経由するとルートが増える。また、キキジキに限らず、CIPでトークンの出るゴブリンがいればアーティファクトクリーチャーも戻せるため、飛行機械による無限ドローとか色々な派生ができる。
■ゴブリンパイル
ゴブリン徴募兵でゴブリンの積み込みが可能なため、例えば手札に山4枚とゴブリンの徴募兵があれば、以下のように積み込むことで4ターン目に波止場の恐喝者から3マナ出れば無限マナとなる。
ゴブリンの戦長
ゴブリンの首謀者
波止場の恐喝者
ゴブリンの技師
スカークの探鉱者
モグの戦争司令官
2t: ゴブリンパイル作成
3t: 戦長
4t: 首謀者で手札に加え、波止場から宝物3つ、宝物からスカークの探鉱者と技師出して雲石の工芸品を墓地へ、ゴブリン徴募兵から赤マナで宝物サクって技師起動して工芸品、技師サクって戦争司令官で波止場を戻し、無限マナ、無限ゴブリン
また、ゴブリンパイルでは基本的に雲石の工芸品か屍族の死のマントで無限マナから首謀者を使いまわすことでデッキの全てのゴブリンを持ってくることができるため、モグの戦争司令官や包囲攻撃の司令官で無限トークン、無限ダメージ、ゴブリンのそり乗りで無限パワー、などキキジキを用いない勝ち方が可能である。また、キキジキがいるのであればゴブリンの技師から棘噛みの杖ルートや稲妻造り士ルートに発展させることもできる。他にもゴブリンの種類を入れておけば、様々な派生ルートができるようになるため、構築段階からゴブリンの役割をしっかりと与えてやる必要があり、ゴブリンパイル時にそれらをうまく組み合わせていく必要がある。特にゴブリンはサーチが容易なため、ゴブリンパイルに限らずシルバーバレットすることも多い。以下はこのデッキに入っているゴブリンの解説である。
・自在自動機械/Universal Automaton
貴重なゴブリン枠のアーティファクトクリーチャー。ゴブリンでアーティファクトを生成できるのは波止場とずる賢いゴブリンしかいないため、1マナで出せるアーティファクトは貴重。ゴブリンパイルにおいては戦長とスカークの探鉱者と一緒に出てきて、0マナキャストから赤マナを生み出すシークレットテクがあり、筆者はゴブリンペタルと勝手に呼んでいる。
・松明の急使/Torch Courier
1マナで速攻を付けるカード。即座に技師を起動する必要がある場合には持ってくることがある。
・スカークの探鉱者/Skirk Prospector
サクリ台その1。ゴブリンで用意できるサクリ台でありながら無限マナのパーツでもある。ゴブリンパイルの際には足りないマナを用意するのに使う。
・ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
サクリ台その2。無限サクリしても勝てるかわからないが、一応無限パワーくらいは作れるため無限パワーのキキジキでがら空きに突っ込むという選択肢を用意できる。ゴブリンで持ってこれる1マナのサクリ台というのが重要なだけでもあるが…
・波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
悪の根源。こいつのせいで無限マナルートが増えて、ゴブリンパイルなんてものが生まれてしまった。これからキキジキキャストして、コピーすることでマナを戻すテクニックが強いが、赤単故にマナだけあっても勝てないのが悲しいところである。
・ずる賢いゴブリン/Wily Goblin
赤単の貴重なマナ加速。出てくるのが宝物なため、技師の餌にしたり、キキジキで増やして稼いだりすることができる。波止場と違いタフネス1なため頭蓋骨締めルートに派生することもできる。だが、基本的には波止場の方が強く、わざわざこっちをサーチすることはない。
・ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer
妨害枠。キキジキで増やせば能力による自壊もタップシンボルも気にならなくなるので相性がいい。でもトーテム像を割ることはできない。
・モグの戦争司令官/Mogg War Marshal
コンボ枠。雲石の工芸品ルートでは他の生物を戻すことで様々な派生をしたり、キキジキで増やしてトークンを並べたりとなかなか2マナにしてはいい動きをする。スカークの探鉱者がいれば2マナ払って3マナになるため筆者は捨て身の儀式と勝手に呼んでいる。戦長がいれば2マナ加速だ!
・熱狂的ファン/Cheering Fanatic
赤単の貴重なマナ加速。サーチでわざわざ持ってくることはないのだが、軽減であるため波止場を指定することで雲石の工芸品ルートの条件を軽くすることができるというシークレットテクがある。
・ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter
ゴブリンパイルを生み出した原因。山が手札にない状態で雑にゴブリンパイルを始めると事故死するため、その場合は1,2枚サーチに留めておくといい。
・ゴブリンの技師/Goblin Engineer
アーティファクトサーチ枠。こいつを経由することで3マナ以下のアーティファクトは全てゴブリンから持ってこれるようになった。基本的には棘噛みの杖をサーチするが、状況次第では雲石の工芸品や屍族の死のマント、キキジキで増やすこと前提ならマナマイアを落として、コストを調達しながら頭蓋骨締めルートに到達させることもできるのでこいつとキキジキでそのうち勝てるという強さがある。
・ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker
妨害枠。トーテム像を割れない以外は優秀。
・ゴブリンの戦長/Goblin Warchief
速攻付与も1マナ軽減もキキジキレスゴブリンパイルや2ターン目ゴブリンパイルにおいて大きく貢献する。また、キキジキもゴブリンなため素キャストしても1軽減が地味に強い。速攻付与の方も技師と名手と修繕士が即時起動でき、有用なものも多いためあながち馬鹿にできない。
・ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
妨害枠。キキジキで増やせばタフ2まで射程圏内で、タフ1を落とすことでタフ3,4と範囲を拡大できる。無限死亡誘発の横に置いておくと無限ティムができることは忘れてはならない。(戒め)
・ゴブリンの女看守/Goblin Matron
基本的にはコンボパーツかゴブリン徴募兵をもって来てゴブリンパイルを始める用。ゴブリンパイル時には適当な位置に入れておくことでシャッフルによりゴミが詰まった危機的状況を脱することができるため、パイル時にどこに入れるかも割と重要。
・ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler
妨害枠。クリーチャーデッキ相手にかなり仕事をし、仕事後も3/3先制攻撃が雑なコンバットをシャットアウトしてくれる。キキジキで毎ターン増やすと気持ちいいが、気持ちいいだけでリソースに貢献せず、特に勝てるわけじゃないため毎ターンコピーしてたら暇なんだなって優しい目で見ていてほしい。
・タクタクの潰し屋/Tuktuk Scrapper
妨害枠。呪われたトーテム像を割れるため、たまにサーチ先になる。
・ゴブリンの損壊名手/Goblin Trashmaster
妨害枠。相手のデッキによってはこれ一枚でかなり速度を遅らせることができる。また、ロード能力でキキジキがタフ3になるため結構いるだけで仕事をする。有象無象の多いこのデッキの中ではかなり仕事する方。
・Goblin Settler
妨害枠であり、オシャレ枠。こいつが仕事することは滅多にないので正直抜いてもいいかもしれない。名前の長い土地を割るために極々稀にサーチしたくなることがあるが基本的には無い。
・ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader
ゴブリンパイル用。ゴブリンは20枚くらい入っているため、そこそこ当たるので雑にキャストしてキキジキで増やし続けてもそこそこいい仕事をする。
・稲妻造り士/Lightning Crafter
コンボパーツ。普通にキャストしても、毎ターン稲妻を撃てるため十分強い。構築上ゴブリンを多めに取っているため、覇権しやすく普通に居座ることもしばしばある。
・包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
概ねキキジキレスゴブリンパイル用であるが、キキジキで雑に増やしてマウント取太郎になることもあるので普通に強い。CIPでゴブリンが出るため雲石の工芸品ルートが捗るが、たいていの場合がモグの戦争司令官でいい。
以上
とりあえず解説はこれで終わり、これでゴブリン型のキキジキという新しい可能性は追及で来たんじゃないだろうか。
以下デッキレシピ
クリーチャー:46
1:《松明の急使/Torch Courier》
1:《自在自動機械/Universal Automaton》
1:《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》
1:《スカークの探鉱者/Skirk Prospector》
1:《発生器の召使い/Generator Servant》
1:《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
1:《ずる賢いゴブリン/Wily Goblin》
1:《ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer》
1:《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
1:《熱狂的ファン/Cheering Fanatic》
1:《ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter》
1:《ゴブリンの技師/Goblin Engineer》
1:《ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker》
1:《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
1:《巡礼者の目/Pilgrim’s Eye》
1:《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
1:《二重詠唱の魔道士/Dualcaster Mage》
1:《エインジーの荒廃者/Anje’s Ravager》
1:《戦闘の祝賀者/Combat Celebrant》
1:《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter》
1:《空中走査器/Skyscanner》
1:《触媒の精霊/Catalyst Elemental》
1:《つややかな雄鹿/Burnished Hart》
1:《這い回る偵察機/Skittering Surveyor》
1:《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》
1:《不遜な歓楽者/Irreverent Revelers》
1:《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》
1:《財宝の守り手/Treasure Keeper》
1:《タクタクの潰し屋/Tuktuk Scrapper》
1:《ゴブリンの損壊名手/Goblin Trashmaster》
1:《モグ捕り人/Moggcatcher》
1:《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1:《Goblin Settler》
1:《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》
1:《稲妻造り士/Lightning Crafter》
1:《地盤の巨人/Tectonic Giant》
1:《アゴナスの雄牛/Ox of Agonas》
1:《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》
1:《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1:《面晶体の這行器/Hedron Crawler》
1:《疫病のマイア/Plague Myr》
1:《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
1:《歩く大地図/Walking Atlas》
1:《マナキン人形/Manakin》
1:《鉄のマイア/Iron Myr》
1:《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》
呪文:24
1:《煮えたぎる歌/Seething Song》
1:《ヴァンスの爆破砲+火を吐く稜堡/Vance’s Blasting Cannons+Spitfire Bastion》
1:《死の国からの脱出/Underworld Breach》
1:《血染めの月/Blood Moon》
1:《創案の火/Fires of Invention》
1:《前哨地の包囲/Outpost Siege》
1:《魔力の墓所/Mana Crypt》
1:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1:《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble》
1:《太陽の指輪/Sol Ring》
1:《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
1:《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
1:《友なる石/Fellwar Stone》
1:《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
1:《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》
1:《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
1:《星のコンパス/Star Compass》
1:《レイモスの心臓/Heart of Ramos》
1:《ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar》
1:《雲石の工芸品/Cloudstone Curio》
1:《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
1:《タール火/Tarfire》
1:《棘噛みの杖/Thornbite Staff》
1:《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》
土地:30
29:《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
1:《大焼炉/Great Furnace》
以上
このデッキに搭載されているコンボルートは多すぎて作者もよくわかっていないため、最終的なゴールと何をするのかを記載しておく。また、ゴブリン徴募兵を利用したゴブリンパイルについて解説をする。
このデッキにおける最終的なゴールは以下のA-Eの5つである。A,Bがメインルートであり、C-Eはサブプランである。基本的にはメインルートさえ理解していれば問題ないが、生物の再利用ができない都合、状況に応じてこれらを派生させてサブプランへ着地させる必要もある。そのため、サブプランは主にメインのパーツを代用品で補ったパターンになっている。
A. 無限トークンによるコンバット
・無限赤マナ+キキジキを処理する方法(サクリ台と雲石の工芸品)
キキジキキャスト→トークン生成→キキジキを処理して再キャスト
⇒無限トークン
サクリ台は棘噛みの杖と合わせて無限になるため、供犠台やスカークの探鉱者で無限マナかつサクリ台を達成可能である。スカークの探鉱者は1ターン目における都合、ブラッドペットみたいに使いたくなるかもしれないが、このコンボがあるため、あえて使わない選択肢も頭の片隅に入れておくといい。スカークの探鉱者は1/1のゴブリンであるためサーチしやすく、後述のゴブリンパイルでも一役買ってくれるためいつ使うかが重要となる。棘噛みの杖も供犠台も3マナ以下のアーティファクトであるため、ゴブリンの技師からサーチが可能。アーティファクトの数が十分であれば、技師キャストで棘噛みの杖からキキジキキャストで装備、キキジキで技師コピーして供犠台というルートも可能。
雲石の工芸品も盤面次第では、波止場の恐喝者と軽量生物で無限マナを狙える。こちらの場合、キキジキを出さずに条件達成できるため、雲石の工芸品+波止場の恐喝者の5マナで勝ちに行けることがメリット。後述するがゴブリンパイルでこのルートを利用するとキキジキ無しでも勝てるため、キキジキが取られたり、能力を失ったりしたときに使うルートになることもしばしば。
・キキジキ+アンタップ生物(士気溢れる徴集兵、戦闘の祝賀者)
パワーが3の生物をサーチする方法は無いため、言うほど揃わない。むしろ、たまたまに引いて揃ったときは逆に申し訳なくなる。実際には勝てないのに印象的だからかキキジキを公開した瞬間に徴収兵で勝つんですよね?とはよく言われる。察してくれ
士気溢れる徴集兵は金粉のドレイク等で持っていかれたキキジキを取り返すこともできる。キキジキを持っていかれることはしばしばあるので覚えていると諦めない精神が養われる。ただし、相手の徴募兵に取られることも稀にあるのでいつでもキキジキを自爆する手段を用意しておく方が結果的にコントロール奪取に強くなれるという考えもある。
戦闘の祝賀者の場合、無限戦闘が可能になり、コンバットして祝賀者が死ななければトークンが並んでいく。”死ななければ”というのが実は重要であり、例えば相手の場にプロテクション(赤)や破壊不能、先制攻撃持ちのパワー1生物が立たれるだけで勝てるかどうかは状況次第になってしまう。対戦相手全員がこれらの生物をコントロールしている場合には勝てないが、全員がコントロールしていなければ、他の対戦相手を先にコンバットすることで祝賀者を横に並べつつ、タイマンになった後に一体ずつ減りながらも大量の祝賀者で殴れば勝てるかもしれない。ちなみにタフネスが高いだけなら祝賀者自爆特攻によりダメージが蓄積されていつかは倒せるため問題ない。こっちはCIP封じられても勝てるため一長一短ではある。
B. 稲妻造り士による無限ダメージ
・キキジキ+稲妻造り士+稲妻造り士を処理する方法
稲妻造り士キャスト、覇権誘発スタックでコピー→トークン能力起動3点→トークンでキキジキ覇権→トークンを処理でキキジキがアンタップ状態で戻ってくる
⇒無限ダメージ
古き良きコンボ。条件としてはサクリ台が必要なことよりもアンタップ状態のキキジキが必要なことの方が厳しく、ゼロから揃えるのには向いてないコンボである。そのため、下記の派生パターンである棘噛みの杖ルートの方が結果的に揃うことが多い。どちらかというと棘噛みの杖を使い切ってしまった場合のサブプランというイメージ。覇権の出戻りをもみ消されたらキキジキは二度と帰ってこないため、注意が必要。
・キキジキ+稲妻造り士+棘噛みの杖
棘噛みの杖をキキジキに装備→稲妻造り士キャスト、覇権誘発スタックでコピー→トークン能力起動3点→トークンは覇権せずに生け贄→キキジキアンタップ
⇒無限ダメージ
上記A,Bのルートが合わさっても終着点となるため、こちらの方が最終的にはゴールとして目指しやすい。何かしら自壊できる生物がいればキキジキをアンタップできるため条件が緩くなるのもメリット。
ここからサブプランであり、稲妻造り士か棘噛みの杖はあるけれど上記コンボを達成できない場合のサブプランと、雲石の工芸品と屍族の死のマントを使ったルート、そしてゴブリンパイルについての説明をする。
C. 棘噛みの杖派生
キキジキ+棘噛みの杖は自身を生け贄に起動する能力を持つ生物かサクリ台さえあれば無限サクリが可能であり、このデッキであればゴブリンのそり乗りで無限パワー、発生器の召使いや触媒の精霊で無限マナは達成できる。サクリ台を増やせば色々なことができるが、このデッキでは、クリーチャーデッキで自らリソースを削る必要があまりないこと、2枚目以降を引いたら無用であることからサーチの容易な3枚だけに絞っている。
・頭蓋骨締め派生
コンボ枚数が増えるが、キキジキ+棘噛みの杖+頭蓋骨締め+CIPかタップで1マナ以上出せるタフネス1の生物 or 発生器の召使い、触媒の精霊で無限ドロー(2マナ以上出れば無限マナも達成)できる。これに相当する生物はずる賢いゴブリンと2マナのマナクリーチャー4体がこのデッキには入っている。特に2マナのアーティファクトクリーチャーはゴブリンの技師からサーチ可能であり、キキジキでコピーも可能なため、戦場にアーティファクトが一つあれば、鉄のマイアを落としてから入れ替え、キキジキでマイア増やしてトークンコストに入れ替えでリソースを稼ぐことができ、タイミングを見計らって技師を増やすことで棘噛みの杖、頭蓋骨締めかファイレクシアの供犠台とつなげていけばコンボを完走できる。
D. 稲妻造り士派生
棘噛みの杖やサクリ台が無くても出てきたトークンの能力を覇権後に自身対象で起動することで無限死亡、無限キキジキブリンクが可能であるため、死亡誘発やクリーチャーが戦場に出る際の誘発を無限起動できる。このデッキに入っているパーツでそれを利用できるのは、ゴブリンの名手と前哨地の包囲の龍であり、どちらも無限ダメージとなる。
E. 雲石の工芸品派生
無限マナまで到達できればCIPを無限に使いまわせるため、様々な派生ができ、大体は利用済みの女看守や帝国の徴募兵からデッキのキーパーツを持ってくることがしばしば。速攻付与さえ何とかなるならばゴブリンの技師を戻し続けてアーティファクトの入れ替えをしたりといろいろな派生ができるので千年霊薬を一回経由するとルートが増える。また、キキジキに限らず、CIPでトークンの出るゴブリンがいればアーティファクトクリーチャーも戻せるため、飛行機械による無限ドローとか色々な派生ができる。
■ゴブリンパイル
ゴブリン徴募兵でゴブリンの積み込みが可能なため、例えば手札に山4枚とゴブリンの徴募兵があれば、以下のように積み込むことで4ターン目に波止場の恐喝者から3マナ出れば無限マナとなる。
ゴブリンの戦長
ゴブリンの首謀者
波止場の恐喝者
ゴブリンの技師
スカークの探鉱者
モグの戦争司令官
2t: ゴブリンパイル作成
3t: 戦長
4t: 首謀者で手札に加え、波止場から宝物3つ、宝物からスカークの探鉱者と技師出して雲石の工芸品を墓地へ、ゴブリン徴募兵から赤マナで宝物サクって技師起動して工芸品、技師サクって戦争司令官で波止場を戻し、無限マナ、無限ゴブリン
また、ゴブリンパイルでは基本的に雲石の工芸品か屍族の死のマントで無限マナから首謀者を使いまわすことでデッキの全てのゴブリンを持ってくることができるため、モグの戦争司令官や包囲攻撃の司令官で無限トークン、無限ダメージ、ゴブリンのそり乗りで無限パワー、などキキジキを用いない勝ち方が可能である。また、キキジキがいるのであればゴブリンの技師から棘噛みの杖ルートや稲妻造り士ルートに発展させることもできる。他にもゴブリンの種類を入れておけば、様々な派生ルートができるようになるため、構築段階からゴブリンの役割をしっかりと与えてやる必要があり、ゴブリンパイル時にそれらをうまく組み合わせていく必要がある。特にゴブリンはサーチが容易なため、ゴブリンパイルに限らずシルバーバレットすることも多い。以下はこのデッキに入っているゴブリンの解説である。
・自在自動機械/Universal Automaton
貴重なゴブリン枠のアーティファクトクリーチャー。ゴブリンでアーティファクトを生成できるのは波止場とずる賢いゴブリンしかいないため、1マナで出せるアーティファクトは貴重。ゴブリンパイルにおいては戦長とスカークの探鉱者と一緒に出てきて、0マナキャストから赤マナを生み出すシークレットテクがあり、筆者はゴブリンペタルと勝手に呼んでいる。
・松明の急使/Torch Courier
1マナで速攻を付けるカード。即座に技師を起動する必要がある場合には持ってくることがある。
・スカークの探鉱者/Skirk Prospector
サクリ台その1。ゴブリンで用意できるサクリ台でありながら無限マナのパーツでもある。ゴブリンパイルの際には足りないマナを用意するのに使う。
・ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
サクリ台その2。無限サクリしても勝てるかわからないが、一応無限パワーくらいは作れるため無限パワーのキキジキでがら空きに突っ込むという選択肢を用意できる。ゴブリンで持ってこれる1マナのサクリ台というのが重要なだけでもあるが…
・波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
悪の根源。こいつのせいで無限マナルートが増えて、ゴブリンパイルなんてものが生まれてしまった。これからキキジキキャストして、コピーすることでマナを戻すテクニックが強いが、赤単故にマナだけあっても勝てないのが悲しいところである。
・ずる賢いゴブリン/Wily Goblin
赤単の貴重なマナ加速。出てくるのが宝物なため、技師の餌にしたり、キキジキで増やして稼いだりすることができる。波止場と違いタフネス1なため頭蓋骨締めルートに派生することもできる。だが、基本的には波止場の方が強く、わざわざこっちをサーチすることはない。
・ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer
妨害枠。キキジキで増やせば能力による自壊もタップシンボルも気にならなくなるので相性がいい。でもトーテム像を割ることはできない。
・モグの戦争司令官/Mogg War Marshal
コンボ枠。雲石の工芸品ルートでは他の生物を戻すことで様々な派生をしたり、キキジキで増やしてトークンを並べたりとなかなか2マナにしてはいい動きをする。スカークの探鉱者がいれば2マナ払って3マナになるため筆者は捨て身の儀式と勝手に呼んでいる。戦長がいれば2マナ加速だ!
・熱狂的ファン/Cheering Fanatic
赤単の貴重なマナ加速。サーチでわざわざ持ってくることはないのだが、軽減であるため波止場を指定することで雲石の工芸品ルートの条件を軽くすることができるというシークレットテクがある。
・ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter
ゴブリンパイルを生み出した原因。山が手札にない状態で雑にゴブリンパイルを始めると事故死するため、その場合は1,2枚サーチに留めておくといい。
・ゴブリンの技師/Goblin Engineer
アーティファクトサーチ枠。こいつを経由することで3マナ以下のアーティファクトは全てゴブリンから持ってこれるようになった。基本的には棘噛みの杖をサーチするが、状況次第では雲石の工芸品や屍族の死のマント、キキジキで増やすこと前提ならマナマイアを落として、コストを調達しながら頭蓋骨締めルートに到達させることもできるのでこいつとキキジキでそのうち勝てるという強さがある。
・ゴブリンのクレーター掘り/Goblin Cratermaker
妨害枠。トーテム像を割れない以外は優秀。
・ゴブリンの戦長/Goblin Warchief
速攻付与も1マナ軽減もキキジキレスゴブリンパイルや2ターン目ゴブリンパイルにおいて大きく貢献する。また、キキジキもゴブリンなため素キャストしても1軽減が地味に強い。速攻付与の方も技師と名手と修繕士が即時起動でき、有用なものも多いためあながち馬鹿にできない。
・ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
妨害枠。キキジキで増やせばタフ2まで射程圏内で、タフ1を落とすことでタフ3,4と範囲を拡大できる。無限死亡誘発の横に置いておくと無限ティムができることは忘れてはならない。(戒め)
・ゴブリンの女看守/Goblin Matron
基本的にはコンボパーツかゴブリン徴募兵をもって来てゴブリンパイルを始める用。ゴブリンパイル時には適当な位置に入れておくことでシャッフルによりゴミが詰まった危機的状況を脱することができるため、パイル時にどこに入れるかも割と重要。
・ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler
妨害枠。クリーチャーデッキ相手にかなり仕事をし、仕事後も3/3先制攻撃が雑なコンバットをシャットアウトしてくれる。キキジキで毎ターン増やすと気持ちいいが、気持ちいいだけでリソースに貢献せず、特に勝てるわけじゃないため毎ターンコピーしてたら暇なんだなって優しい目で見ていてほしい。
・タクタクの潰し屋/Tuktuk Scrapper
妨害枠。呪われたトーテム像を割れるため、たまにサーチ先になる。
・ゴブリンの損壊名手/Goblin Trashmaster
妨害枠。相手のデッキによってはこれ一枚でかなり速度を遅らせることができる。また、ロード能力でキキジキがタフ3になるため結構いるだけで仕事をする。有象無象の多いこのデッキの中ではかなり仕事する方。
・Goblin Settler
妨害枠であり、オシャレ枠。こいつが仕事することは滅多にないので正直抜いてもいいかもしれない。名前の長い土地を割るために極々稀にサーチしたくなることがあるが基本的には無い。
・ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader
ゴブリンパイル用。ゴブリンは20枚くらい入っているため、そこそこ当たるので雑にキャストしてキキジキで増やし続けてもそこそこいい仕事をする。
・稲妻造り士/Lightning Crafter
コンボパーツ。普通にキャストしても、毎ターン稲妻を撃てるため十分強い。構築上ゴブリンを多めに取っているため、覇権しやすく普通に居座ることもしばしばある。
・包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
概ねキキジキレスゴブリンパイル用であるが、キキジキで雑に増やしてマウント取太郎になることもあるので普通に強い。CIPでゴブリンが出るため雲石の工芸品ルートが捗るが、たいていの場合がモグの戦争司令官でいい。
以上
とりあえず解説はこれで終わり、これでゴブリン型のキキジキという新しい可能性は追及で来たんじゃないだろうか。
コメント
あと土地が潔い
自分もキキジキ使ってますが、ジェネラルが除去されるとかなりきついです。
赤単はノーガードなので、キキジキを守るための偏向はたきや跳ね返りの罠、紅蓮破、赤霊破はいかがでしょう?(パワー2なので稲妻曲げが使いにくいのが残念ですが)
再生できない除去である猿術や追放除去が多いものの、フォールンエンパイアのGoblin Chirurgeonもオススメです。
また赤単は青単よりもマナ加速は優秀なものの、中速なので、緑や黒絡みのデッキには速度やテンポで負けがちなので、自分はマナ基盤を破壊して相手の速度を落とす戦法を取り入れています。→破壊放題、力ずく、汚損破、破滅などです。
他には死亡+退場、混沌のねじれ等インスタントタイミングでの妨害や腐りにくい締め付けなど、妨害は多めの12枚くらい入れています。
キキジキの赤赤赤の捻出が大変であり、かつ最速キャストをしても意味がない都合、盤面を整えてからキキジキキャストとなるため、どうしても中速になるのは否めない感じです。そのため、現状の課題は、
・キキジキより早いデッキ(速度では勝てないため)
・ジェネラルに継続的な火力や除去能力がついている場合(ゴブリン主軸であり、機能不全を起こす)
・全体除去(リソースの都合、盤面を再度整えることが難しいため)
これらにあたると負けることです。
妨害枠については色々と悩んでいる最中であり、
1.キキジキが出る前の3,4ターンはキキジキで増やす用の餌とマナ加速でターンを使うため、思ったよりマナがタイトであり妨害するためのマナを用意するのが難しいこと
2.赤単はサーチができない都合妨害を入れるのであれば常に引き込めるように10枚程度は入れたいこと
3.基本的にゴブリンの技師か波止場の恐喝者からスタートする都合、自他共にアーティファクトが大事であり、アーティファクト大量破壊は裏目が発生しかねないこと
4.赤単は手札が増えず、サーチでピンポイントに持ってくることができないため、除去を使いすぎて手札が枯渇したり、除去ばかり引いて腐らせる可能性が高いこと
以上4点より、思い切ってインスタントとソーサリーの妨害を諦めて、妨害もCIPで除去するものをメインで採用したりしている感じです。しかし、妨害枚数が現状少なめで引けないことも多いこと、一部の置物や生物が致命的に刺さることから、地割れのように重いけど範囲の広いものや削剥のように軽いものまで色々と検討してみたいところです。
キキジキの除去については、たしかにきついですが、速攻があるためキキジキのみを除去されてもマナさえ伸ばせば出してすぐ仕事するため、時間はかかるがトータルで見ればコピー先が残されている分、逆に被害は少ないと考えています。むしろ、デッキの機能不全という意味ではニヴやのような能力による継続的な除去や全除去の方がきつく、赤単ではどうしようもないことが多いことから、むしろ立て直しをなんとかしたい感じではあります。(たぶん赤単ではできないですが…)
確かにキキジキの妨害の場合、使いきりよりも先置きできるETBや誘発型能力持ち生物(サーチしやすいゴブリン)のほうがコピーできるのでよさそうですね。おっしゃる通り、赤単なのでハンドアドを簡単に取れるわけではないので使いきりだと早期に手札を枯渇させる原因になりそうです。
※自分も同じ5マナトリシンのあざみを使っていますが、MH1やELDで優秀なウィザード(バウンスやライブラリー操作)が増えたことで、独楽や渦まく知識のスロットを前座の1マナウィザードを出すことで解決できているのでテンポを大きく落とすことが減りました。
やはり一番の課題は相手が使う全体含んだ除去ですねー。これは色やジェネラルを見て判断ですかね。
キキジキ本体のヘイトが高いので無色とはいえ「統率の灯台」なんかもよさそうですね。
書き忘れれてましたが「無のロッド系」はともかく、「呪われたトーテム像」「リンヴァーラ」は天敵ですね。破壊や火力を有しているので、青単や黒単よりは全然マシですが・・・。
例えば墓地だけとはいえインスタントタイミングで対応できる「屍肉あさりの地」や相手もドローさせるとはいえ、いざという時の保険になる「海の中心、御心」や「ガイアー岬の療養所」
重いですが、棘噛みの杖サーチの「発明博覧会」。墓地に行った場合の「埋没した廃墟」←ゴブリンの技師やゴブリンの溶接工がいますが
マナ加速の「古えの墳墓」や「宝石の洞窟」、キキジキがトリシンであることやゴブリンパーマネントが場に2~3体並べばかなりの爆発力を持つ「ニクスの祭殿、ニクソス」
エンチャントに触れられる「爆発域」などあります。
被妨害や除去など、インスタントタイミングの介入を意識していくのならば御心等の無色土地も貴重なソースとして使えますね。
現状はインスタントが入ってなく、マナを使わずに立てる理由があまり無いため起動型能力目当ての土地も不採用といった感じです。
この辺は妨害とのバランスによる裁量なところがあるので、ある程度ゴブリンを有用なものに絞り、その枠で除去を増やすのはアリだと私は思っています。
また、無色のマナソースを増やすのであれば赤にフィルターできる捨て身の儀式系統も採用するといいかもしれませんね。検討してみます